親近感がわいてしまうかもしれない知念慶の生体
ストライカーとして密かに注目されているのが知念慶です。
プロ2年目に急激に出場が増え、翌年には頭角を表してきたセンターフォワードの逸材。
ここまで読めば「ああ、J1でこれだけ活躍するなんて、よっぽどキャリアのある選手なんだろうな～」と思ってしまうかもしれません。
とんでもない！！
これを読めば知念の生体がわかる…？
知念慶 TALENT's INFO
| 川﨑フロンターレ | 20 | FW／CF |
知念慶 DATA
| プレースタイル | 両足・頭もいける万能型フォワード |
|---|---|
| A代表歴 | なし |
| 得点数 | 2018年にリーグ4得点、カップ1得点、天皇杯3得点、ACL2得点 2019年には4試合連続ゴールも |
| スパイク | プーマ |
| 年俸予想 | 1500万円 |
知念慶のプレースタイル～バランス抜群の万能型フォワード
抜群のバランスを持った万能型フォワード（FW）
抜群のボディバランスを持ち合わせた万能型フォワード。
右利きだが左でも行けて、高い位置でヘディングも打てる。下から上まで安定したシュートを打てるのが知念の特徴です。
動き出しにも優れていて、味方のパスに合わせて動くポストプレーをこなし、どんな体勢でもゴールを狙う積極性にも定評があります。
ゴール真正面に陣取るセンターフォワード（CF）としての資質を高く買われている選手です。
なぜか空中戦が得意
知念といえば空中戦。Football Labが公表しているPlaying Style 指標でも、敵陣空中戦が18段階（20が最高）と高評価。
ちょっとズレたクロスにもしっかり知念に収まるほど、空中戦は知念の武器になっています。
しかし身長は177cmと、 他選手と比べてそれほど高いわけではありません。
きっと、知念のバランスの良さとボールを取ろうとする執念が、知念の土台を支えているんだと思いますね。
知念プレーからフロンターレプレーへと昇華！
知念はフロンターレでは”異質”とまで言われるほどフロンターレらしくないことで知られていました。
川﨑フロンターレはレベルの高いパスサッカーが主ですが、知念はそのフィジカル（体）で前に進むプレースタイル。これがフロンターレのサッカーにピースがはまらず、出場機会に恵まれませんでした。
しかし徐々にメンタル（心）にポジティブさが出てきたことでミスにも同様せず、落ち着いたプレーができているようです。空いたスペースに入り込んでボールを受けるという、フロンターレらしいプレーも目に見えて増えています。
もともと持っていた体の強さに、フロンターレの精神を加えて生まれる化学反応…。知念慶にこれから目が離せません！
知念慶の経歴～どう考えても普通の男の子
| プロ入り前 ユース・学生時代 |
北丘FC |
|---|---|
| 2017～ | J1:川崎フロンターレ[20] |
遊びの延長だったサッカー…プロになりたい気持ちはなかった？
こどものころの知念慶はお父さんと釣りをやったりするのが好きなごく普通の少年。
親子ともに「運動神経や身体能力がずば抜けて高かったわけでもないし、足も特別速かったわけではない」と認識しているようです。
サッカーは楽しかったし練習もやっていたけど、 友達もみんなやってたからサッカーを続けていたところが大きく、高校だって自転車で通える近くにしています。
高校時代には厳しい練習を味わって、引退もしている
高校3年のころに、関東の大学の練習に参加。しかしその上下関係などの厳しさにこれからついていけないと思い、受験にシフトチェンジしてサッカー部をやめています。
ところが進路のことを考えると、勉強するにも「今からでは遅い」と考え始め、その頃はサッカーも再開していたので、先生にいろいろ相談しながら沖縄を出て【愛知学院大学】に決め、サッカーを続けることにしたそうです。
こう読んでみると芯があるような強靭なスーパーキッズでもなく、ごくごく普通の男の子って感じがしますね。歩くだけでオーラがほとばしるような輝かしいスーパースターではないところに親近感が湧いてしまいます。
さらにお兄さんも同時に沖縄から離れることになり、ご両親は寂しくなって犬を飼い始めたそうです。なんだかほのぼのとして好きになってしまう一家ですね(笑)。
ほぼ無名の学生時代。川崎はどうしてオファーを出したの？
ある程度の成績はあれど、代表選出などの経験もとりわけ少なく、ほぼ無名の学生。経歴をご覧の通りごくごく普通の男の子ですよ。J1のトップクラブ【川崎フロンターレ】はどうしてオファーを出したのでしょうか？
実は、無名だったからこそ「可能性」が隠れていたんだそうです。
フロンターレのスカウトがそれを感じたのは「知念の空中戦」。いまも武器になっているここにまさに原石の光を感じ取ったようです。
磨かれていないからこそ、磨いたときにどうなるかという想像に、まばゆい閃光を感じざるを得なかったのでしょう。
2017年のプロデビュー後は周りについていけずしんどい毎日を過ごしたようですが、2019年にギアが上がったように頭角を現すようになってきました。スカウトの慧眼にかなう選手になるようがんばってほしい！
知念慶の活躍（上が最新）
2019年になって爆発！突如として沸いた救世主！エースストライカーの道へ…
技巧派のパスサッカーの中では存在感の違う知念でしたが、プロ2年目となる2018年には出場試合が激増。さらには2019年には4試合連続ゴールを成し遂げています。
知念があまり結果が出ないのは、トップのゴールゲッターがほかにいるためで、知念はどうしても二番手になってしまうから。
その代わり、小林悠、レアンドロ・ダミアンなどのストライカーがいないときには、きっちりとその役割をこなしてくれる選手です。
経歴は普通の男の子ですが、隠れたスペックを持ち合わせていますね。
しかしながら、2桁得点にもまだまだ遠いところ。そんな中でも徐々に強くなっている知念の存在感に期待しましょう。
| 年 | リーグ | ルヴァン | 天皇杯 | ACL |
|---|---|---|---|---|
| 2017 | 4 | 2 | 3 | 0 |
| 2018 | 27 | 2 | 4 | 5 |
どんなキャラクター？
あまり自己主張はできないタイプ
サッカーでは「ボールを寄越せ！」「抑えろ！」「なにやってんだ！！」など煽るような檄が飛ぶこともしばしば。
しかし知念はフィールドでそんな叫びを出すこともなく、比較的静かな選手です。
本人も「要求できない」性格であることを自覚しているようですが、年下を萎縮させるような先輩を反面教師にしているところもあるようです。
他人を思いやり、自分のスタイルを守ろうとするところにはつい惚れてしまいますね。
今現在は得点数も年間1ケタ。しかし控えめでありながらいずれはエースストライカー、日本代表の座を奪うのではないかと思うと、このダークホースに戦慄さえ覚えます…！
知念慶のゴール動画
完全に意思が通じた知念のワンタッチゴール
4試合連続ゴールのときの知念慶のスーパーゴール！ちょっとした動き出しにうまく仲間が合わせてくれ、キーパーとのタイマンを知念が冷静に決めています。この鮮やかなアシストからの流れは何度見ても飽きないですねぇ。しかしながらこのゴールキーパーは待ちすぎでしょう。知念にとってはラッキーとも言えたゴールかもしれません。
巧みな動き出しで最後尾からのフィードに抜け出した知念 慶（川崎Ｆ）が相手GKと1対1の局面を迎えると、自ら冷静に流し込んで4試合連続となるゴールを獲得！明治安田Ｊ１のゴール動画を公開中！2019年4月19日（金）に行われた明治安田生命Ｊ１リーグ 第8節 川崎Ｆvs湘南のゴール動画です。
ストライカーとしての才能を見せつけた知念慶のワントラップからの豪快なミドル！
味方の徹底的なプレスに焦ったFC東京のDFのパスミスを知念が直接奪い、ワントラップでミドルを放つ！転がったボールに素早く反応した動き出しはさすがですね。あの距離から落ち着いて正確に放つ知念。ストライカーとしての才能を見せつけられた格好です。
川崎Ｆが前線からのプレスで相手選手のミスを誘発すると、知念 慶（川崎Ｆ）がミドルレンジから低い弾道のシュートを叩き込んで先制点を挙げる！明治安田Ｊ１のゴール動画を公開中！2018年11月24日（土）に行われた明治安田生命Ｊ１リーグ 第33節 FC東京vs川崎Ｆのゴール動画です。
真面目な正確が出ている冷静な知念のループシュート。余裕を感じる大人なゴール！
スルーパスに合わせて、DFの裏をぐっと前に出た知念。これで完全に知念のショータイムの始まりです。落ち着いてワンタッチでループシュート！
どちらかといえば豪快にシュートして入るのが好きですが、裏をかいて転がって余裕で入っていくボールを見るのもいい気分です。
最終ラインの裏を取った知念 慶（川崎Ｆ）が冷静にループシュートを流し込んで6点目を獲得！明治安田Ｊ１のゴール動画を公開中！2018年9月15日（土）に行われた明治安田生命Ｊ１リーグ 第26節 川崎Ｆvs札幌のゴール動画です。
知念慶の最新ツイートはこちら
控えめで寡黙な知念を表すかのようにツイート数も少なく、自身でつぶやいている書き込みは少ないですね。。
