大迫勇也

いまや日本代表に欠かせない存在ともなったエースストライカー【大迫勇也】をピックアップ！

大迫勇也といえば「大迫、半端ないって！」ですが、いったい何が半端ないのか、誰が言ったのか・・・？そしてどんなサッカーをするのか、試合での注目ポイントをおさらいしておきましょう！

大迫勇也 DATA

ポストプレーが得意！日本代表の攻撃力をぐーんと上げるスペシャルスキル

大迫勇也といえば【ポストプレー】！とにかく「ポストプレーがめちゃくちゃ上手い」と言われる選手です。試合ではそのプレーに注目しましょう。

パスして味方に回すもよし、転換してドリブルで攻めるもそのままシュートするもよし！ポストプレーは攻撃スキルとして抜群の威力を誇ります。これがあるだけで、攻撃力が一段階も二段階もレベルアップできるんです。

それだけでなくトラップがめちゃくちゃ上手い！回ってきたボールを自分の足元にストンと落とすコントロール技術があり、これが驚異的なポストプレーを可能にしています。

外国人選手相手にも負けないからだの強さでボールをキープ

なぜ大迫勇也のポストプレーはトップクラスなのか？それは、フィジカル（体）がめちゃくちゃ強いからです。見た目には細くてひょろっとした感じなのに意外だと思いませんか？

実は、中学～高校では「相撲みたい」なトレーニングを積み重ねたようで、それによって強靭な足腰を手に入れました。見た目以上に強いのは、この下半身のおかげなんですね。

その強いフィジカルで、不安定な体勢でもトラップしたりシュートを放てます。おまけに気持ちの強さを持ち合わせている。気迫あふれるプレーができ、武器をさらに鋭くしているのが特長です。

中学進学前にはプロを目指すことを決意。高卒で鹿島入り、4年で海外に移籍。

3歳のころからサッカーをしており、12歳で「サッカーで勝負したい」と母親に宣言。中学～高校のときに足腰を徹底的に鍛え上げられ、いまにつながるフィジカルが出来上がりました。

当時も凄まじく高校選手権では大活躍で、大会史上初になる記録を達成し、ヤバい高校生が出来上がりました（4試合連続2ゴール、10ゴール10アシストという驚異の記録を獲得）。

2009年に高校を卒業し、鹿島アントラーズへ。1年目から試合に出続け、5年目に初の2桁得点・19ゴールを獲得。

2013年にはドイツのサッカーリーグに移籍。ドイツ2部のTSV1860ミュンヘンから翌年は1部のFCケルンへと移籍、そして18-19シーズンからはブレーメンで活躍中。

2013年以来2桁得点はありませんが、アシストなどできっちり得点に絡む活躍をみせています。

日本代表の重要なストライカーに！

2018年ワールドカップロシア大会では決勝点のヘディングで決勝トーナメント進出、2019年アジアカップではイランを相手に2点を入れて完封勝ちと、その活躍はとどまるところを知りません。

たびたび「大迫、半端ないって！」がクローズアップされるほど、いまや日本国民全員が知っているサッカー選手になりました。

日本代表の重要な攻撃力として、これからも注目を浴びる存在となるでしょう。

大迫勇也の代表出場歴

森保日本代表監督の体制で、重要な攻撃力の基盤として起用されている大迫勇也。ポストプレーとそのフィジカルの強さを武器に、エースストライカーとして日本代表でゴールを積み重ねます！

2018年W杯ロシア大会で、W杯初ゴール

世界の最強を決める【FIFAワールドカップ】。ロシア大会で出場した大迫勇也。本田圭佑のコーナーキックに頭で合わせて決勝点を演出。決勝トーナメントへと進みました。

このゴールもあって「大迫半端ないって！」が話題に復活、流行語大賞でもトップテン入りする事態に。

2019年、強豪を相手に大迫2ゴール！最強を感服させたAFCアジアカップ

アジア最強を決める【AFCアジアカップ】。その2019年大会の準決勝の対戦相手は、アジア最強のイラン。この大会ではどこの国にも1ゴールさえ奪わせないほど圧倒的な強さを誇っていました。日本戦でも、お互いにゴールが入らないまま後半が始まったんです。

ところが、後半に南野拓実からのパスを受けて大迫勇也がゴールを入れてから、続くPKでも入れて2点目。最終的に0-3という完封勝利。全ゴールにかかわった南野拓実の光るアシストもそうですが、流れを完全に変えた大迫のゴールでエースとしての存在感を見せつけました。

2008年の高校選手権。この大会では、初戦から2ゴールを取るほど大迫勇也のストライカー力が爆発していました。この準々決勝、大迫勇也を擁する「鹿児島城西」と「滝川第二」の試合も例外ではありません。

圧倒的な大迫勇也の強さを浴びせられたあと、滝川第二3年生でキャプテンの「中西隆裕」はロッカールームで大声の愚痴を漏らしました。それがこれです。

大迫 半端ないってもぉ～！あいつ 半端ないって！！
後ろ向きのボールめっちゃトラップするもん！

そんなん出来ひんやん普通・・そんなん出来る？

言っといてや！できるんやったら・・・

新聞や　全部新聞や。撮られたしもぉ（泣）

また一面やし
またまたまたまた2ゴールやし

一発にしとけばよかった一発に！

大迫うまいなぁ～どうやったら大迫止められんねやろ？

（滝川第二サッカー部監督）あれは絶対全日本入るな。あれはすごかったな。俺握手してもらったぞ（一同笑）

※大迫半端ないって！全文の参考はこちらの動画です（セリフのところから始まります）何回観ても笑ってしまう笑

「大迫勇也が強すぎてまったく太刀打ちできない」ということがよく分かる愚痴ですね（笑）。高校選手権で最多得点記録を持っているほど、ストライカーとしての可能性が爆発していたのです。これが2008年。

2013年にはA代表として初出場。代表としては3ゴール、Jリーグではベストイレブンにもなり「大迫半端ないって」が再燃。「大迫半端ないってＴシャツ」に注文が殺到しました。

2018年の流行語大賞にはトップテン入り（大賞は「そだねー」）、日清食品がもじってCMにすることも。更にはドイツの外務大臣が日本の大学院大学での講演中に、日本代表について「ハンパナイ」と発言したことで話題に。

2019年にも、大迫とユニフォームを交換した外国人が「オオサコ、サワヤカサ、ハンパナイッテー！！」とシャウトするレノアのCMが登場。その人気が衰える様子は今のところ見えません。

鹿島アントラーズ時代の大迫勇也のウルトラゴール集！後ろ向きのボールめっちゃトラップするもんっ！

大迫勇也が鹿島アントラーズにいるときのベストゴールをランキング形式で紹介している動画。トラップの上手さや体の安定感がわかるゴールですよね。3位のゴールはそんな足の出し方できる！？という安定感を物語るゴール。1位はあえてジャンプせずの後ろ向きのトラップですが、ちゃんとボールをストンと落とすウルトラトラップ。そんなん出来る普通？

新企画「J.LEAGUE TOP 10」シリーズがスタートしました！様々な切り口でＪリーグのゴール集、プレー集、試合のトップ10をJ.LEAGUE.jp編集部が選び、動画でお届けします。今回は元鹿島アントラーズの大迫勇也選手のスーパーゴール集。

2ゴールを献上してチームを勝利に導いた大迫勇也のブレーメンでのゴール

現在はブレーメンで活躍する大迫勇也。そこで大迫勇也が2ゴールを生んだ試合が19-20シーズンの第3節。まず先制点を大迫が演出。そこから攻防が続き、勝ち越しゴールをまた大迫勇也が決めます。動画は2点目から始めています。フリーのところに走り込み、鮮やかな決勝点ダイレクトボレーを大迫が決めます。