旗手怜央(順天堂大学)

川崎が欲しがった旗手怜央の魅力とは?

順天堂大学在学中にJ1リーグトップクラブの川崎フロンターレに内定した【旗手怜央(はたてれお)】をピックアップ!

J1リーグの攻撃的なトップクラブが大学生3年生をゲット。よほどの選手なのか、気になりますよね?

旗手怜央のプレースタイルや魅力、経歴、東京オリンピック出場の可能性をまとめてみました!

旗手怜央 TALENT's INFO

旗手怜央

旗手怜央の基本情報
生年月日 1997年11月21日
身長/体重 172cm/70kg
出身地 三重県鈴鹿市
ニックネーム れお
順天堂大学公式 蹴球部オフィシャルサイト

旗手怜央 DATA

プレースタイルワイルドストライカー
A代表歴なし
得点数19年6月トゥーロン国際大会でハットトリックを決めた
スパイクミズノ
年俸予想0円(2019年)

ザ・ワイルド!旗手怜央のプレースタイルとキャラクター性

パワーに満ちたプレーで火花を噴かせるワイルドストライカー

力強いドリブルに加えて豪快なシュートが持ち味で、野性的なフェイスも相まって野生感あふれるワイルドなストライカー

身長は172cmと決して高くないのに、フィジカルは強く技術のドリブルで前に進んでいく選手。

もともとシュート力に定評があり、高校・大学でもそこを見込まれていました。ただ技術のなさは自分でも感じていて、守備含めて徹底的に磨いてきたようです。

野性的なまでに成長を求めるワイルドマインド

向上心が強く、彼の言葉にも野生を感じます。

フロンターレはJリーグを2連覇していて日本で1番強いチーム。当然ポジション争いも激しいです。僕はこれまで、静学でも順大でも試合に出られないところから始まっている。どうやったら出番を掴めるか打開策を考えて壁を打ち破ってきました。だから今回も、生きるか死ぬか、日本でトップクラスの川崎の競争のなかに飛び込んで、もがいて、スタメンを勝ち取れれれば自分自身の成長につながると思うんです。そうすればA代表にも近づけるはず。

https://www.soccerdigestweb.com/news/detail2/id=61141

ワイルドさが祟って、高校選抜に選ばれるようになったとき調子に乗りすぎて、スタメンを外されたこともあるそうですよ。このへんもワイルドだろぉ~?

実は父親が有名学園の選手!旗手怜央の野生のベースは父親にあり?

旗手怜央がこれだけワイルドで底力があるのには、父親にルーツがありそうです。

実は旗手怜央の父親は元甲子園出場選手!しかも出身はあのPL学園とのこと。野球のことは詳しくなくても、PL(ピーエル)学園という名前なら一度は聞いたことはあるという人は多いでしょう(私です)。

旗手怜央の父親【旗手浩二】は、「KKコンビ」として有名な清原和博選手(西武→読売で活躍、2000本安打達成、現在は番長のような強面で評論家など)、桑田真澄選手(読売の投手として活躍。現在は解説者など。次男はタレントのMatt)と共に甲子園のマウンドに上っていたほどの人物。

どれだけの実力者かは想像に難くないでしょう。

そんな血を持った旗手怜央ですから、ワイルドな野生を持っていても不思議じゃないかも。

旗手怜央の経歴

川崎フロンターレ内定の旗手怜央のこれまで
プロ入り前 ユース・学生時代

FC四日市ジュニア
FC四日市
静岡学園高校
順天堂大学<3年から背番号10を託される>
(2018年8月~12月、2019年4月~ 川崎フロンターレ(特別指定選手))

2020(予定) J1:川崎フロンターレ

スポーツ一家に生まれ、いろんなスポーツをする活発な少年

父は野球、母はバレーボール、姉はテニスとスポーツ家系な旗手怜央。運動能力が高く、好奇心旺盛な幼少時代を過ごしたようです。

高校は静岡学園→大学は順天堂大学

旗手怜央は三重県出身ですが、高校は静岡県の静岡学園に進学。1976年に全国選手権に初出場で準優勝、現在は200人ほどの部員がいるという名門。

サッカー漬けの毎日を過ごし、シュート力に評判がありました。と同時に守備力を上げるためにいろんな人に練習を付き合ってもらったという努力家。3年のときにはエースの10番を背負います。卒業時、プロのリーグから声はかからず、大学進学を選択。

大学は順天堂大学へ進学。高校と比べるとレベルが全然違うことがわかっただけでなく、生活も自己責任がより強くなり、さらなる自制心や責任感というものと向き合ってきたようです。

そして川崎フロンターレへ

2018年、大学3年のときに、川崎フロンターレに特別指定選手として登録。2020年から川崎フロンターレに内定になりました。

大学在学中に川崎フロンターレに内定!でも川崎で活躍できる?

ユースには入らず学生時代はほぼ無名だった旗手怜央。大学だって、プロリーグから声がなかったから進学したようなものです。その中で、大学在学中にJ1のトップクラブに内定するなんて、こんなにうれしいことはないですよね。本人も大学に進んで気づいたこともあるようですし、より一層の成長を感じているかもしれません。

川崎フロンターレは学生選抜の試合をみてポテンシャルを感じたのでしょう。しかしだからといって川崎フロンターレで活躍できるとも限りません。

川崎が旗手怜央に目を付けたのは攻撃力アップのため。しかしご存知のように川崎の攻撃力は出来上がっている状態。J2かJ3にレンタルになる可能性もありますね。

ちなみに三笘薫(みとまかおる。筑波大学)という大学生も同じくフロンターレが内定していて同期になりますね。

東京オリンピックへの招集の可能性は?

旗手怜央は1997年生まれの東京オリンピック世代です!日本で開催するオリンピックですから、もしこれに出場できるとしたらこんなに光栄なことはないでしょう!

では旗手怜央は東京オリンピックに出られるのか?気になりませんか?活躍と問題点から考察してみましょう。

活躍:トゥーロン国際大会でハットトリック!

2019年6月開催のU-22代表 トゥーロン国際大会に出場。チリ戦ではなんとハットトリックを達成!

ハットトリックとは、1試合に3ゴールを決めること。1ゴールも決めるのが難しい中、ハットトリックはストライカーの栄誉

また、10月に行われた東京オリンピック世代選抜の親善試合ブラジル戦で、奇跡の逆転勝利をしたあのメンバーにも選ばれていました。ただしベンチとなり、出場することはありませんでした。

問題:トゥーロン国際大会の成績は褒められるべきものか

チリ戦でハットトリックを決めたものの、この試合、日本は合計6点も入れています。つまり、実は相手守備があまり強くなかった可能性も否めないのです・・・。

また、決勝のブラジル戦では粘って粘ってPK戦にまでもつれ込みましたが、旗手怜央がただ一人PKを外してしまい、準優勝で終わっています。ストライカーとして大事な場面を外してしまうのは非常に痛い。

問題:東京五輪世代のFW争いは激化

東京オリンピックで登録されるであろうFWは約4人。その中でも東京五輪世代のFW争いは激化しています。

東京五輪世代FWの例

  • 上田綺世‥‥大注目の若手ストライカー。J1鹿島アントラーズで現在活躍中
  • 小川航基‥‥高さがあり、旗手怜央と同世代で一足早くプロで活躍している。トゥーロン国際大会の決勝で、小川航基が決めた同点弾でPK戦にまで持ち込んだ
  • 食野亮太郎(海外組)‥‥スコットランドのハーツで活躍中。ブラジル遠征で出場、株急上昇中
  • 前田大然‥‥海外に期限付き移籍中のスピードスター。五輪前に帰ってくる予定

オリンピックメンバー選出としては国内組が有利ですが、東京オリンピックですから、海外クラブも出すことを検討してくれる可能性があります。

たとえば日本の監督が「オリンピックに出場させたい」とクラブにお願いをしても、クラブ側はこれを拒否できる。選手やチームのコンディションを大切にするため。A代表選抜の場合は「拘束する権利」があるので通常できない。

FW争いは厳しいですが、持ち前のワイルドさで風穴を開けてほしいところ。2020年の動向が気になりますね。

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